本降り(ほんぶり)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 宵から降り出し、なほ子が十一時過て郊外電車に乗った頃、本降りになった。梅雨前らしいしとしと雨であった。暗い田舎道を揺れながら乱暴に電車が疾走する。その窓硝子へ雨がかかり、内部の電燈で光って見える。なほ子は停留場へつく前に座席を立ち、注・・・
宮本百合子
「白い蚊帳」
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・・・又その様な汚らわしいものをよううけいでもすむわしだとお思いなされであったかも知れぬ、……粉雪のサラサラ云う音はやんで本降りにソクソクとつもって行く。遠くの方で――それでも城の内でかすかに俗謡をうたって居る声と笛の音がする。王・・・
宮本百合子
「胚胎(二幕四場)」
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