氷詰(め)(こおりづめ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・が、思いも掛けない出来事のために、大分の隙入をしたものの、船に飛んだ鯉は、そのよしを言づけて初穂というのを、氷詰めにして、紫玉から鎌倉殿へ使を走らせたほどなのであった。―― 車の通ずる処までは、もう自動車が来て待っていて、やがて、相会す・・・
泉鏡花
「伯爵の釵」
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・・・ その日の昼すこし前に宿を引き上げて、れいの鞄を右手に、氷詰めの鮎の箱を左手に持って宿から、バスの停留場まで五丁ほどの途を歩いた。ほこりっぽい田舎道である。時々立ちどまり、荷物を下に置いて汗を拭いた。それから溜息をついて、また歩いた。三・・・
太宰治
「令嬢アユ」
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