出典:gooニュース
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何しろ、あの江川が最終回に4点差を追いつかれたのだ。江川は最終回になると、これまで温存していた体力をフルに使って三振を狙うのが"江川流"のスタイル。 この試合、首位の巨人にとっては猛追してきた2位の中日をなんとしてでも引き離したく、この試合までリーグトップの18勝を挙げている江川を立てるなど、万全を期した。 それだけに巨人にとっては痛恨の敗戦となった。
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とにかく江川に対して、次につながる勝ちをつくりたいためにその代償として使うんだということですよね」 6月17日、後楽園球場の広島戦、江川のプロ入り3度目の先発だ。5対1とリードした8回一死二塁で、江川は突如マウンド上で鼻血を出す。俗にいう「鼻血ブー事件」だ。この頃、江川が少しでも突飛なことをすれば「○○事件」と命名された時期である。
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小早川氏にとって、江川氏は法政大学の先輩。それ以来、会っても本塁打のことは一度も話さなかったという。引退から30年ほど経過したある日、解説者として訪れたソフトバンクのキャンプ地で江川氏と対面。当時ソフトバンクのコーチをしていた元広島の達川光男氏が「江川、そう言えば、タケ(小早川)に打たれて辞めたんだってな」と言い放ったという。
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