おんどかんかく【温度感覚】
温度の刺激によって起こる皮膚感覚。冷覚と温覚の総称。冷温覚。温感。
おんどけい【温度計】
温度を測定する計器。物質の規則的な熱膨張などを利用し、アルコール・水銀を使う液体温度計や、金属温度計・気体温度計などがある。
おんどけいすう【温度係数】
絶対温度が1度上がるたびに物体の性質が変化する割合。特に、運転中の原子炉での反応度の変化。
おんどけん【温度圏】
⇒熱圏 (ねつけん)
おんどさ【温度差】
1 計った温度の差。 2 物事に対する関心の度合いや態度の違い。「与野党間に—がある」
おんどさはつでん【温度差発電】
温度差を利用した発電方式。高温部でアンモニアなどの低沸点媒体を気化させてタービンを回して発電し、使用後のガスを低温部で冷やして液体に戻す。海表面と深海底の水の温度差や、70度以上の温泉と水の温度差などを利用する。前者を海洋温度差発電(OTEC)ともいう。
おんどていてん【温度定点】
温度を測定するのに基準となる温度。特定の物質の融点・沸点が利用される。
おんどほうしゃ【温度放射】
⇒熱放射
おんどへいこう【温度平衡】
⇒熱平衡
おんどこうばい【温度勾配】
物体や空間の温度分布が定常状態(時間的に変化しない場合)にあるとき、任意の二点間における温度の変化率。一般に、2点A、Bの温度をTA、TB(ただし、TAはTBより大きい)、AB間の距離をDとすると、その温度勾配は(TA−TB)/Dで表される。気象学では気温勾配ともいう。