ししとう【獅子唐】
「獅子唐辛子」の略。
ししとうがらし【獅子唐辛子】
トウガラシの栽培品種。果実は楕円形で先が平たく、縦に溝がある。古くから日本で栽培されたピーマン。また、小形のピーマンをいう。ししとう。
ししのおもてがわ【獅子の面革】
白革に藍と赤を用いて獅子の顔の文様を型染めにした革。
ししのざ【獅子の座】
《獅子は百獣の王であるように、仏は人中で最も尊いものであるところから》仏の座る所。また、高徳の僧などの座する所。獅子座。
ししのまる【獅子の丸】
獅子を円形に文様化したもの。織物・染め物・刺繍 (ししゅう) のほか、染め革文様として馬具や武具に用いられた。
ししば【獅子葉】
葉の先が細かく分かれたもの。シダなどにみられ、ウイルスによる奇形とされる。
ししばな【獅子鼻】
1 獅子頭の鼻のように平たくて、小鼻の開いた鼻。ししっぱな。 2 獅子の頭部の彫刻を施した木鼻 (きばな) 。
ししふんじん【獅子奮迅】
獅子がふるい立って暴れまわるように、激しい勢いで物事に対処すること。「—の働きをする」
ししまい【獅子舞】
1 獅子頭をかぶって舞う民俗芸能。大陸から伝わった伎楽系の二人立ちのものと、日本に古くからある風流 (ふりゅう) 系の一人立ちのものとがある。信仰的には五穀豊穣・悪魔祓 (あくまばら) い・雨乞 (あまご) いなどを目的とする。《季 新年》「吹かれつつ—とゆく伊良胡岬/林火」 2 能の舞事 (まいごと) の一。獅子の舞い狂うさまを写した急調子の舞。「石橋 (しゃっきょう) 」「望月 (もちづき) 」などにある。
ししもの【獅子物】
近世の舞踊・音曲で獅子を題材としたものの総称。能の「石橋 (しゃっきょう) 」の流れをくむ「相生獅子」などの石橋物と、獅子舞1の流れをくむ「越後獅子」などがある。