せいさんざい【生産財】
生産のために使用される財。→消費財
せいさんしほん【生産資本】
資本の循環において、生産過程にある資本。労働力と生産手段の形態をとる。→流通資本
せいさんしゃ【生産者】
1 生活に必要な物資などを製造・産出する人。→消費者1 2 生物学で、生態系において無機物から有機物を合成している独立栄養生物群の総称。主に緑色植物をさすが、化学合成を行う細菌類も含まれる。→消費者2 →分解者
せいさんしゃかかく【生産者価格】
生産者が生産物を販売するときの価格。特に、政府が生産者から買い入れる米・麦の価格をさすことがある。
せいさんしゃべいか【生産者米価】
政府が生産者から買い入れる米の価格。平成7年(1995)、それまでの食糧管理制度に代わって食糧法が施行されてからは、生産調整を実施した生産者から政府が買い入れる米の価格のこと。
せいさんしゅだん【生産手段】
生産過程において、労働と結合して生産物を産出するために消費・使用される物的要素。労働対象(原材料・土地・樹木・鉱石など)と労働手段(道具・機械・建物・道路など)とからなる。
せいさんじょうほうこうひょうジャスマーク【生産情報公表JASマーク】
生産情報公表JAS規格を満たす方法で、給餌や動物用医薬品の投与などの情報が公表されている牛肉や豚肉、原材料や製造過程などの情報が公表されている加工食品(豆腐など)につける印。→ジャス(JAS)
せいさんしりょう【生産飼料】
家畜・家禽 (かきん) などの生命を維持する飼料に対して、労働や乳・卵などを生産するのに必要な栄養を与える飼料。
せいさんせい【生産性】
生産過程に投入される生産要素が生産物の産出に貢献する程度。
せいさんちょうせい【生産調整】
農作物の需要が供給量を下回り続けた時などに、生産を抑制させる政策。農家に減反や転作を奨励し、援助を行うもの。減反。 [補説]日本では、1960年代中頃からの米余りへの対策として、1970年頃から米の生産調整が行われた。当初は行政指導として全国一律で行われたが、平成7年(1995)の食糧法施行に伴い、原則として生産者団体が自主的に生産目標を決定・配分する方法がとられ、平成29年(2017)をもって行政による数量目標配分は終了した。