痛棒(つうぼう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ですから、それまでに、痛棒はたっぷりほしいのよ」「よし。わかった」 ひろ子は、重吉がかけている深い古い肱かけ椅子の足許に足台をひきよせてその上にかけ、鼠がかじった米袋の穴をつくろっていた。小切れを当てて上から縫っている手許を見おろし・・・
宮本百合子
「風知草」
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・・・ 今度のことを、廃頽しかけた日本の文化に天が与えた痛棒であると云う風に説明する老人等の言葉は、そのまま私共に肯われない或るものを持っている。けれども、自然の打撃から痛められながらも、必ずその裡から人間生活に大切な何ものかを見出し、撓ず絶・・・
宮本百合子
「私の覚え書」
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