ひゃくまんげん【百万言】
非常に多くの言葉。「—を費やしても言い尽くせない」
ひゃくまんだら【百万陀羅】
《陀羅尼 (だらに) を百万遍繰り返すこと、または、百万塔中の百万の陀羅尼の意から》同じことを繰り返し何度も言うこと。副詞的にも用いる。「—を並べる」「嫌味を—聞かされる」
ひゃくまんちょうじゃ【百万長者】
多大な財産を持っている人。大金持ち。富豪。
ひゃくまんとう【百万塔】
天平宝字8年(764)の藤原仲麻呂の乱後、鎮護国家および滅罪のため称徳天皇の発願により、南都の十大寺に納められた百万基の木製の供養塔。高さ約23センチ。轆轤 (ろくろ) 細工で作られ、中に納められた陀羅尼は世界最古の印刷物として有名。現在、法隆寺に4万余基が伝存する。
ひゃくまんべん【百万遍】
1 百万回。また、数限りなく繰り返すこと。「—頼まれても承服できない」 2 一人で念仏を百万回唱えること。 3 浄土宗で、極楽往生を願って10人ずつの僧や信者が輪になって念仏を唱え、1080個の玉の大数珠を100回、順送りにする仏事。合わせて百八万遍の念仏になる。京都知恩寺で始まり、のちに一般でも行われるようになった。百万遍念仏。 4 知恩寺の異称。