みながわきえん【皆川淇園】
[1735〜1807]江戸中期の儒学者。京都の人。名は愿 (げん) 。字 (あざな) は伯恭。漢字の字義と易学を研究し、開物学を提唱。また、漢詩文・書画をよくした。晩年、私塾弘道館をおこした。著「名疇」「易学開物」「易原」など。
みながわひろこ【皆川博子】
[1930〜 ]小説家。朝鮮の生まれ。現代の青春の生態を活写した小説からスタートしたが、その後次々と領域を広げ、人間の中の見えない狂気を描き出した幻想小説などで人気を集める。「恋紅」で直木賞受賞。他に「薔薇忌 (ばらき) 」「死の泉」など。
みながわむつお【皆川睦雄】
[1935〜2005]プロ野球選手。山形の生まれ。昭和29年(1954)、南海(福岡ソフトバンクの前身)に入団。サイドスローから繰り出すスライダーを武器に活躍した。昭和43年(1968)には31勝、防御率1.61の成績をあげて、最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得。引退後は指導者としても活躍した。通算221勝。