ひふか【皮膚科】
皮膚の病気を対象とする医療の分野。
ひふがん【皮膚癌】
皮膚にできる悪性腫瘍 (しゅよう) 。紫外線ややけど・けがの傷痕などが誘因となる。内臓癌から転移によって起こるものもある。
ひふかんかく【皮膚感覚】
1 皮膚や粘膜などの体表面で受ける感覚。触覚・圧覚・冷覚・温覚・痛覚など。 2 長年、見聞きしている間に身に付いた勘をいう。「不正に敏感に反応する—」
ひふきんえん【皮膚筋炎】
皮膚と筋肉に炎症や変性が起こり、痛み・筋力低下・紅斑・浮腫などを伴う全身性疾患。膠原病 (こうげんびょう) の一つで、原因は不明。指定難病の一つ。
ひふこきゅう【皮膚呼吸】
動物で体表を通して行われる酸素と炭酸ガスとの交換作用。特別の呼吸器官をもたないミミズ・ヒルなどにみられるが、カエル・ウナギなど多くの動物で鰓 (えら) 呼吸・肺呼吸と併用され、人間もわずかに行っている。
ひふせん【皮膚腺】
動物の表皮に開口する外分泌腺。哺乳類では汗腺・皮脂腺・乳腺、両生類では粘液腺・毒腺、魚類では粘液腺などがある。皮腺。
ひふそうようしょう【皮膚瘙痒症】
皮膚に病変がないのにかゆくなる状態。
ひふねんまくがんしょうこうぐん【皮膚粘膜眼症候群】
抗生物質や風邪薬などの副作用による薬疹。全身の皮膚、粘膜に紅斑や水疱ができてただれ、眼に結膜炎や角膜炎が発症する。重症になると失明、死亡する。スチーブンスジョンソン症候群。SJS(Stevens-Johnson syndrome)。 [補説]原因となる医薬品を服用してから2週間以内に発症することが多いが、数日以内または1か月以上経過して発症することもある。セ氏38度以上の高熱、目の充血、めやに、まぶたの腫れ、目が開けづらい、唇や陰部のただれ、排尿・排便時の痛み、のどの痛み、皮膚の広範囲が赤くなるなどの症状がみられる場合は医師の診察を受ける必要がある。
ひふびょう【皮膚病】
皮膚の病気。湿疹 (しっしん) ・おでき・水虫・脱毛症・皮膚癌 (がん) など。
ひふもんがしょう【皮膚紋画症】
皮膚をこすった跡に線状に貧血や充血・隆起がみられる現象。アトピー性皮膚炎や蕁麻疹 (じんましん) の患者にみられることがある。皮膚描画症。