ひふえん【皮膚炎】
外界の刺激によって起こる皮膚の炎症。かゆみや痛みを伴うことが多い。
ひふバリア【皮膚バリア】
病原体やアレルゲンの侵入を防いだり、体内の水分の蒸発を防いだりする、皮膚の機能。 [補説]表皮の角質層と、その内側にある顆粒層のうちタイトジャンクションという構造を持つSG2細胞層が、皮膚のバリア機能を担っている。
ひふカンジダしょう【皮膚カンジダ症】
カンジダという真菌が皮膚に感染して起こる病気。腋の下、乳房の下、股間など皮膚が擦れる部分や、乳幼児のおむつがあたる部分、水仕事が多い人の手指の間や爪の周りなどに湿疹・紅斑・びらんなどが生じる。
ひふしじょうきん【皮膚糸状菌】
皮膚・爪・毛髪に感染する真菌の総称。ケラチンを分解する能力を持ち、白癬の原因となる。白癬菌・表皮菌・小胞子菌の3属が知られる。→糸状菌
ひふしんきんしょう【皮膚真菌症】
真菌が皮膚に感染または寄生して起こる病気の総称。人獣共通感染症の一つ。病変が生じる部位によって浅在性皮膚真菌症(白癬・皮膚カンジダ症など)と深在性皮膚真菌症(クリプトコッカス症・アスペルギルス症など)に大別される。