中国の海域における軍事的防衛ラインの一つで、伊豆・小笠原諸島からグアム・サイパンを含むマリアナ諸島群などを結ぶ線。中国海軍は1980年代半ばに提唱された「近海積極防衛戦略」などに基づいて軍事力を増強し、それまでの沿岸防衛から近海・外洋へと展開している。この軍事戦略において外洋の範囲を示す目標ラインとされる。→第一列島線
[補説]中国は2020年の
運用を
目標に通常型
空母建設に
着手しているほか、原子力空母建設構想など海軍力の
整備・
増強を
表明しており、
同国の
軍拡が懸念されている。