落胤(らくいん)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ただ、義経と鉄木真とを同一人にしたり、秀吉を御落胤にしたりする、無邪気な田舎翁の一人だったのである。こう思った本間さんは、可笑しさと腹立たしさと、それから一種の失望とを同時に心の中で感じながら、この上は出来るだけ早く、老人との問答を切り上げ・・・
芥川竜之介
「西郷隆盛」
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・・・あなた自身も知らないというような落胤があって、世に生存していたらおかしなものですな。」と言う。「むかしの小説や芝居なら知らないこと、そんな事はあり得ないはなしだ。」とわたくしは重ねて否定したが、しかし人生には意表に出る事件がないとも限ら・・・
永井荷風
「西瓜」
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