かつしかく【葛飾区】
⇒葛飾
かつしかは【葛飾派】
1 浮世絵の流派の一。葛飾北斎を祖とする。西洋画風を加味した風景画のほか肉筆画に優れる。魚屋北渓・昇亭北寿・蹄斎北馬・応為(北斎の娘)などが出た。 2 俳諧の一流派である葛飾風のこと。
かつしかふう【葛飾風】
俳諧の一流派。祖とされる山口素堂が葛飾に住んでいたので、この名がある。俳風は平板だが、学究派が多く、俳諧研究に貢献した。葛飾正風。葛飾蕉門。葛飾派。
かつしかほくさい【葛飾北斎】
[1760〜1849]江戸中・後期の浮世絵師。江戸の人。幼名、時太郎、のち鉄蔵。初号、春朗、ほかに画狂人・為一など。初め勝川春章に学んだが、狩野派・土佐派・琳派 (りんぱ) ・洋風画など和漢洋の画法を摂取し、読本挿絵や絵本、さらに風景画に新生面を開いた。「北斎漫画」や「富嶽三十六景」が有名。
かつしかはちまんぐう【葛飾八幡宮】
千葉県市川市にある神社。旧県社。祭神は誉田別命 (ほむたわけのみこと) ・玉依姫命 (たまよりひめのみこと) ・息長足媛命 (おきながたらしひめのみこと) 。付近に八幡不知森 (やわたしらずのもり) がある。