みたてえ【見立絵】
物語や故事・説話などに取材しながら、人物・風俗や場面設定などを当世風にして描いた絵画。特に浮世絵に多い。
みたてがえ【見立て替へ】
前に見立てたものを取りやめて、代わりに他のものを見立てること。特に、客が先に選んだ遊女をやめて、別の遊女を選ぶこと。「私が—にでも致すか」〈洒・南門鼠〉
みたてしんでん【見立新田】
江戸時代、開墾可能な土地を見立てて、許可をうけて開発された新田。幕府代官の見立てによる新田を代官見立新田という。→新田開発
みたてさつじん【見立て殺人】
推理小説の題材として使われる殺人の一。伝説、物語、詩などに見立てて、殺人を犯したり、死体や殺害現場を装飾したりすること。童謡に見立てた場合は特に童謡殺人とよばれる。
みたてばんづけ【見立番付】
相撲の番付にならい、さまざまな事物に序列をつけた一覧表。江戸時代から明治時代にかけて一枚摺りの読み物として売られ、庶民の間で流行した。