くるまばつくばねそう【車葉衝羽根草】
シュロソウ科の多年草。深山に生え、高さ約30センチ。葉は幅広い披針 (ひしん) 形で6〜7枚が輪生する。7、8月ごろに淡黄緑色の花を1個つける。
くるまばった【車蝗虫】
バッタの一種。大形で緑色。草地に多く、トノサマバッタに似るが、後ろ翅 (ばね) に黒色の弧状の紋があり、翅を広げて跳ぶと、この模様が車の回っているように見える。
くるまばな【車花】
シソ科の多年草。山野に生え、高さ20〜80センチ。茎は四角柱。葉は卵形で対生する。夏、淡紅色の唇形の花が数段に輪生して咲く。
くるまび【車火】
点火すると車輪のように回る仕掛けになっている花火。
くるまひき【車引き】
車に人や荷物をのせて引くこと。また、それを職業とする人。車夫。くるまや。 [補説]曲名別項。→車引 (くるまびき)
くるまひきあみ【車引(き)網】
地引き網の一。船の中に設けた車を踏んで、その軸に網の引き綱を巻いて引き上げるもの。
くるまびん【車鬢】
《形が車の輻 (や) に似ているところから》歌舞伎の鬘 (かつら) の一。鬢の毛をいくつかに分けて束ね、油や漆で固めたもの。荒事 (あらごと) の主人公や侠客 (きょうかく) などに用いる。
くるまぶ【車麩】
焼き麩の一。棒に巻いて焼いたもので、輪切りにした切り口が渦巻き模様となる。
くるまへん【車偏】
漢字の偏の一。「転」「輸」などの「車」の称。
くるままわし【車回し】
門と玄関または車寄せとの間に設けられた円形または長円形の小庭園。車の出入りが容易にできるようにつくられたもの。