めいそうしんけい【迷走神経】
脳の延髄から出ている末梢神経の一。複雑な走行を示し、頸部 (けいぶ) ・胸部に分布し、さらに腹部に達して多くの内臓に分布。大部分が副交感神経からなり、平滑筋の運動や腺の分泌機能を調節する。第十脳神経。
めいそうたいふう【迷走台風】
複雑な進路をとる台風。夏に多い。
めいそうしんけいはんしゃ【迷走神経反射】
外界からの刺激が、迷走神経の求心性線維を介して脳の中枢に伝わり、遠心性線維によって末梢の臓器や効果器に防衛反応が生じること。 [補説]気管に刺激を受けたとき、声帯の閉鎖に続いて急激な呼吸運動が起こり、せきが出る、というような反応がこれにあたる。また、排尿時に血圧が低下して失神するなど、過剰な反応によって身体に異常が生じることがある。