いでんせいアルツハイマーびょう【遺伝性アルツハイマー病】
⇒家族性アルツハイマー病
いでんせいぶとうびょう【遺伝性舞踏病】
⇒ハンチントン病
いでんせいにゅうがんらんそうがんしょうこうぐん【遺伝性乳癌卵巣癌症候群】
⇒エッチ‐ビー‐オー‐シー(HBOC)
いでんしけっそんどうぶつ【遺伝子欠損動物】
⇒ノックアウト動物
いでんしさいしゅうごう【遺伝子再集合】
型の異なる近縁のウイルスが同時に同一の宿主細胞に感染した際に、遺伝子の分節が混合して新型のウイルスが出現すること。 [補説]新型インフルエンザウイルスの出現は、遺伝子再集合によって起こると考えられている。1968年に香港風邪と呼ばれるパンデミックを起こしたH3N2型のインフルエンザウイルスは、野生のカモ類に由来するH3型のウイルスと、人に由来するH2N2型のウイルスが同時に豚に感染したことにより発生したとされる。
いでんししっかん【遺伝子疾患】
遺伝子の異常が原因となって生じる疾患の総称。染色体異常のほか、特定の遺伝子が繰り返し増幅された遺伝子増幅、本来必要な部分が欠けた遺伝子欠損、腫瘍や癌 (がん) の原因となる遺伝子の突然変異などが知られる。次世代に疾患の原因が遺伝する狭義の遺伝病以外のものも含まれる。遺伝子病。遺伝疾患。遺伝性疾患。 [補説]一つの遺伝子が発症に関与する単一遺伝子疾患と複数の遺伝子が関与する多遺伝子疾患に大別される。また、複数の遺伝子と環境因子が相互作用しているものを多因子遺伝疾患と呼ぶが、これらの境界は必ずしも明確ではない。
いでんしちりょう【遺伝子治療】
患者の細胞から遺伝子疾患の原因となる遺伝子を除去したり、そのはたらきを抑制したり、外部から正常な部分を補ったりする治療法。1990年、米国で初めて免疫不全症候群の一つであるアデノシンデアミナーゼ欠損症の治療が行われた。遺伝子療法。
いでんしはつげん【遺伝子発現】
遺伝子がもっている遺伝情報が、さまざまな生体機能をもつたんぱく質の合成を通じて具体的に現れること。発現。
いでんしとっきょ【遺伝子特許】
遺伝子工学の発明に関する特許。遺伝子・ベクター・形質転換体などの発明で、その有用性が認められるものに対して特許が認められる。
いでんしマーカーいくしゅ【遺伝子マーカー育種】
⇒DNAマーカー育種