こんごういわお【金剛巌】
[1886〜1951]能楽師。シテ方金剛流。京都の生まれ。本名、岩雄。23世宗家金剛右京の没後、シテ方四流家元の推挙によって新宗家(通称、野村金剛)をたて、初世となる。
こんごういんこ【金剛鸚哥】
インコ科の鳥。全長36〜95センチの大形で、くちばしが大きく、尾が長い。赤・黄・青の鮮やかな羽色をしている。コンゴウインコ属にはルリコンゴウ・ミドリコンゴウなど16種が知られ、中南米に分布。
こんごううきょう【金剛右京】
[1872〜1936]能楽師。シテ方金剛流23世宗家。東京の生まれ。幼名、鈴之助。大胆華麗な演技で早技にも長じていたが、大和猿楽坂戸座から続く家筋の坂戸金剛を廃絶させた。
こんごうかい【金剛界】
1 密教で、大日如来の、すべての煩悩 (ぼんのう) を打ち破る強固な力を持つ智徳の面を表した部門。→胎蔵界 2 「金剛界曼荼羅 (まんだら) 」の略。
こんごうかいまんだら【金剛界曼荼羅】
密教の両界曼荼羅の一。金剛頂経の説に基づいて描かれ、大日如来を主尊とする9種の曼荼羅を一図におさめたもので、九会 (くえ) 曼荼羅ともいう。胎蔵界曼荼羅に対し、西側に掛けて用いられる。
こんごうがき【金剛垣】
「金剛柵 (さく) 」に同じ。
こんごうきょう【金剛経】
「金剛般若 (はんにゃ) 経」の略。
こんごうけつ【金剛橛】
護摩壇 (ごまだん) の四隅に立てる柱。
こんごうけんご【金剛堅固】
堅固で、いかなるものをも破りうる徳があること。また、いかなるものにも壊されない徳があること。
こんごうこうたく【金剛光沢】
ダイヤモンドのように屈折率の高い透明な鉱物にみられる光沢。ダイヤモンド光沢。