こんごうざ【金剛座】
金剛でできている宝座。釈迦 (しゃか) が悟りを開いたときの座所。
こんごうざ【金剛座】[猿楽の座]
大和猿楽四座の一。もと坂戸座。明治以降は金剛流という。
こんごうざおう【金剛蔵王】
⇒こんごうぞうおう(金剛蔵王)
こんごうさく【金剛柵】
寺院の仁王門 (におうもん) の前面、または周囲の腰部に設ける格子状の柵。格子の頭部の形が金剛杵 (しょ) に似ているのでいう。金剛垣。
こんごうさく【金剛索】
不動明王や降三世明王などが左手に持っている綱。衆生 (しゅじょう) をとらえて済度 (さいど) することを象徴する。
こんごうさくせいき【金剛鑿井機】
先端に金剛石をつけた、井戸などを掘る機械。
こんごうざくら【金剛桜】
ウワミズザクラの別名。
こんごうさった【金剛薩埵】
大日如来と衆生とを結ぶ役目を果たす菩薩。真言密教の第二祖とされ、像は右手に五鈷杵 (ごこしょ) 、左手に五鈷鈴を持つ姿に表される。
こんごうさん【金剛鑽】
⇒金剛砂 (しゃ)
こんごうし【金剛子】
モクゲンジの木の実。黒色で堅く、丸くて六つの角がある。糸に通して数珠にする。「—の数珠の玉の装束したる」〈源・若紫〉