こんごうせんじ【金剛山寺】
矢田寺 (やたでら) の異称。
こんごうぞうおう【金剛蔵王】
「金剛蔵王菩薩 (ぼさつ) 」の略。
こんごうぞうおうぼさつ【金剛蔵王菩薩】
胎蔵界曼荼羅の虚空蔵 (こくうぞう) 院中の一菩薩。百八臂 (ひゃくはっぴ) で108の煩悩を打ち砕くことを表す。蔵王。蔵王菩薩。蔵王権現。こんごうざおうぼさつ。 金剛薩埵 (さった) の変化身。こんごうざおうぼさつ。
こんごうぞうり【金剛草履】
藁 (わら) や藺 (い) などを編んで作った形の大きい丈夫な草履。普通のものより後部が細い。→二束三文
こんごうち【金剛智】
仏の智慧。きわめて堅固な智慧。 [補説]人名別項。→金剛智
こんごうちょうぎょう【金剛頂経】
大乗経典。不空訳「金剛頂一切如来真実摂大乗現証三昧大教王経」3巻、金剛智 (こんごうち) 訳「金剛頂瑜伽中略出念誦 (ねんじゅ) 経」4巻のほか施護 (せご) 訳がある。「大日経」と並ぶ真言密教の根本経典で、金剛界の思想を説いたもの。
こんごうづえ【金剛杖】
修験者 (しゅげんじゃ) や巡礼者の持つ、八角または四角の白木の杖。登山者の用いるものはこれを転用したもの。こんごうじょう。
こんごうどうじ【金剛童子】
《(梵)Kaṇikrodha; Vajra-kumāraの訳》密教の護法神。童形で怒りの相を表し、二臂 (にひ) ・六臂があり、二臂のものは左手に三鈷杵 (さんこしょ) を持つ。阿弥陀仏の化身ともいう。
こんごうどうじほう【金剛童子法】
密教で、金剛童子を本尊として安産・除災・延命などを祈る修法。
こんごうばん【金剛盤】
密教の法具の一。修法のときに、金剛鈴 (れい) と3種の金剛杵 (しょ) を置く台。金銅製で、蓮華をかたどった三角形をなし、下に三脚が付く。