出典:gooニュース
金型など過去最多の約9000個無償保管 荏原製作所が下請法違反 公取委が勧告
公正取引委員会はきょう、水道などで使われるポンプを製造する企業で最大手の「荏原製作所」が、ポンプを量産する際に使う木型や金型などを、下請け企業に無償で保管させていたとして、下請法違反で再発防止と保管費用の支払いを勧告しました。対象となった下請け企業は176社にのぼり、違反認定された木型などの数は8900個と、いずれも金型などの無償保管に関する事案で過去最多です。
使う予定ない金型を無償で保管させる…トヨタ系のばね製造大手『中央発條』下請法違反で公取委が再発防止を勧告
公正取引委員会は18日、中央発條が2023年や2024年までの長期にわたり、下請けの24社に使う予定のない金型を無償で保管させる下請法違反があったとして、再発防止を勧告したと明らかにしました。 中央発條は「金型の保管費用は部品の単価に含まれていると誤った認識をしていた」とコメントし、下請けの各社にあわせて572万円あまりを支払ったということです。
「商慣習に流された」 金型無償保管、今度は日産子会社とトヨタ系で
■取引先は「発注しないと言われないか不安」も 公取委によると、長いもので愛知機械は約20年、中央発条は約10年間、金型を取引先に保管させていた。取引先は工場内のほか、倉庫を借りたり、自社の土地に専用施設をつくったりして保管していた。 中央発条は昨年8月に公取委の調査を受けた。金型の保管費用は「部品単価に含まれていると認識をしていた」という。
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