雨竜/螭竜(あまりょう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・――一度は、たとえば、敦賀湾でありました――絵にかいた雨竜のぐるぐると輪を巻いて、一条、ゆったりと尾を下に垂れたような形のものが、降りしきり、吹煽って空中に薄黒い列を造ります。 見ているうちに、その一つが、ぱっと消えるかと思うと、たちま・・・
泉鏡花
「雪霊続記」
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・・・峰の茶屋のある峠の上空に近く、巨口を開いた雨竜のような形をしたひと流れのちぎれ雲が、のた打ちながらいつまでも同じ所を離れない。ここで気流が戦って渦を巻いているのであろう。 日によってはまた、浅間の頂からちょうど牡丹の花弁のような雲の花冠・・・
寺田寅彦
「軽井沢」
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