飾りを下ろす
髪を剃って、僧尼となる。落飾 (らくしょく) する。「孝謙天皇も、大菩提心をおこし、御—・させ給ひ」〈平家・八〉
かざりあみ【飾り編み】
布や編み物で作ったものの周囲などを装飾的に編む方法。また、編んだもの。
かざりいし【飾り石】
1 宝石に準じて装飾品とされる石。水晶・碧玉 (へきぎょく) ・瑪瑙 (めのう) など。 2 床の間などに飾って置く石。
かざりいづつ【飾り井筒】
庭園に趣を添えるために、井筒のみを置いて井戸のように見せかけたもの。飾り井戸。
かざりいと【飾り糸】
反物や仕立物に、飾りとして束ねてとじつける色糸。また、飾りにするために何本もの色糸をより合わせたり、1本の糸を種々の色に染め分けたりしたもの。
かざりうす【飾り臼】
正月、農家で臼にしめ縄を張り、鏡餅 (かがみもち) を供えること。また、その臼。《季 新年》「—四つ杵掛けて祝ひけり/碧梧桐」
かざりうま【飾り馬】
1 美しく飾りたてた馬。嫁入りに用いたり、新年の初荷を運んだりする。また、古くは賀茂の祭などで、唐鞍 (からくら) を置いた馬をいう。《季 新年》 2 五月人形とともに飾る細工物の馬。また、縁起物の土偶・練り物・張り子などの馬。
かざりうり【飾り売(り)】
歳末にしめ飾りや門松など、正月の飾り物を売り歩くこと。また、その人。《季 冬》「行く人の後ろ見送り—/虚子」
かざりえび【飾り海老】
新年の飾りに用いるイセエビ。《季 新年》
かざりがし【飾り菓子】
花・鳥・魚・静物などの形に美しく細工した菓子。冠婚葬祭などの儀式に用いる。