一杯食う
うまくだまされる。たくらみにひっかかる。「つい油断してまんまと—・った」
一杯食わす
うまく人をだます。「今度ばかりは—・された」
一杯食わせる
⇒一杯食わす
一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む
飲酒は、少量のときは自制できるが、杯を重ねるごとに乱れ、最後には正気を失ってしまうということ。酒はほどほどに飲めという戒め。
一杯参る
「一杯食う」に同じ。「敵討ちとの口上は釈迦でも—・ること」〈浄・嫗山姥〉
一敗地に塗れる
《「史記」高祖本紀から》二度と立ち上がれないほど大敗してしまう。
いっぱいいっぱい【一杯一杯】
[形動][文][ナリ] 1 少しの余裕もないさま。「もう—で、これ以上は入らない」「今月は用事が多くて—だ」 2 特に、金銭の支払い・貸借などで、最大限に達しているさま。「銀行からも—に借りている」
いっぱいきげん【一杯機嫌】
[名・形動]酒に酔って、気持ちよさそうにしていること。また、そのさま。「—で鼻歌が出る」
いっぱいのみや【一杯飲(み)屋】
安価で気軽に酒が飲める大衆的な酒場。
いっぱいびらき【一杯開き】
帆船が、逆風のときに船首を風の方向にむけて航行すること。詰 (つ) め開き。