かざんさいせつぶつ【火山砕屑物】
火山活動で放出された破片状物質の総称。火山灰・火山礫 (かざんれき) ・軽石・火山弾など。テフラ。火砕物 (かさいぶつ) 。
かざんしょうかぶつ【火山昇華物】
火山の噴気孔周辺に集積した鉱物。火山ガス中の成分が冷却されたり、成分どうしあるいは周囲の岩石との化学反応を起こしたり、空気によって酸化されたりしてでき、硫黄や硫化物・塩化物などが多い。
かざんじん【火山塵】
ごく細粒の火山灰。
かざんせいじしん【火山性地震】
火山活動に伴って起こる地震。火山やその周辺に発生し、震源の深さは10キロ以下が多い。
かざんぜんせん【火山前線】
弧状列島に沿う火山帯の海溝側の縁 (ふち) の線。火山はこの線より大洋側にはなく、線付近で最も密に分布し、大陸側にいくほど少なくなる。火山フロント。
かざんたい【火山帯】
多数の火山が分布する帯状の地域。日本列島は環太平洋火山帯に属し、東日本火山帯と西日本火山帯とに分けられる。火山脈。
かざんだん【火山弾】
火山砕屑物 (さいせつぶつ) の一。噴出されたマグマが空中で固結したもので、楕円形・紡錘形など特定の形を示す。
かざんでいりゅう【火山泥流】
火山砕屑物 (さいせつぶつ) が多量の水と混ざって山腹を高速で流れ下る現象。火口湖で噴火したときや、堆積 (たいせき) した火山灰に大雨が降ったときに生じる。ラハール。
かざんとう【火山島】
海底の火山活動によってできた島。ハワイ諸島・伊豆諸島など。
かざんばい【火山灰】
火山から噴出された灰のようなもの。火山砕屑物の一で、直径2ミリ以下の細粒のものをいう。ごく細粒であれば火山塵 (かざんじん) ともいう。