こうそくきかん【高速機関】
高速度で回転する内燃機関。自動車・航空機・船舶のエンジンなど。
こうそくきりゅう【高速気流】
速さが音速に近い気体の流れ。航空機などへの抵抗が急激に増す。
こうそくじかん【拘束時間】
拘束される時間。特に、休憩時間を含めた労働時間。→実働時間
こうそくしゃせん【高速車線】
片側に2車線以上ある道路で、車線によって異なる最高速度の制限が行われている場合、高いほうの最高速度を指定されている車線。
こうそくシャッター【高速シャッター】
カメラのシャッタースピードが特に高速なこと。動きの早い被写体を、ぶれないように撮影することに向く。→低速シャッター
こうそくぞうしょくろ【高速増殖炉】
高速の中性子を利用し、発電しながら消費した量以上の燃料を生み出すことができる原子炉。ウランとプルトニウムを混合したMOX燃料を使用し、冷却材としてナトリウムや鉛ビスマス合金などの液体金属を用いる。日本・ロシア・フランス・中国・インドなどで研究開発が続けられているが、実用化には至っていない。日本には実験炉の「常陽」、原型炉の「もんじゅ」がある。FBR(fast breeder reactor)。→高速炉 [補説]天然ウランの99.3パーセントを占めるウラン238は核分裂を起こしにくく、そのままでは核燃料として使えないが、中性子を吸収すると核分裂するプルトニウム239になる。高速増殖炉は、炉内で発生する中性子を減速せず「高速」のまま使うことによって、MOX燃料に含まれる燃えないウラン238を燃えるプルトニウム239に変え、燃料を「増殖」させる。もんじゅの場合、消費する燃料の約1.2倍の燃料を増殖できる。高速増殖炉は、原子力発電所の使用済み燃料から回収したプルトニウムを燃料として再利用する核燃料サイクルの中核を担う技術として実用化が期待されているが、ウランよりも放射能毒性が高く核兵器の原料にもなるプルトニウムを燃料として使用することや、冷却材として用いる液体金属の取り扱いが難しいことなどから、実現を疑問視する見方もある。米国・英国・ドイツなどはすでに開発を断念している。
こうそくちゅうせいし【高速中性子】
核分裂で放出されたまま、何ら減速を受けていない中性子。速度は光速の約20分の1、エネルギーは0.1〜1メガ電子ボルト程度。高速中性子で核分裂の連鎖反応を起こさせるようにした原子炉を高速炉という。速中性子。
こうそくちゅうせいしろ【高速中性子炉】
⇒高速炉
こうそくでんとうせんつうしん【高速電灯線通信】
⇒電力線通信
こうそくでんりょくせんつうしん【高速電力線通信】
⇒電力線通信