手が上がる
1 芸事などの技が上達する。腕が上がる。「料理の—・る」 2 書の技量が上がる。「—・って入選する」 3 飲酒の量が増える。
手が空く
仕事が一段落するなどして暇ができる。「—・いたら手伝ってくれ」
手が空けば口が開く
仕事がなくなると生活できなくなる。また、暇になるとむだ話を始める。
手が有る
1 人手がある。働き手がある。 2 手段・方策がある。「まだ挽回のための—・る」
手が要る
多くの人手が必要である。「—・る仕事」
手が後ろに回る
《後ろ手にしばられるところから》悪事を働いて捕らえられる。「使い込みが発覚して—・る」
手が掛かる
1 手数を必要とする。世話がやける。「幼い子供に—・る」 2 手でつかんだ状態になる。「刀の柄 (つか) に—・る」
手が利く
技量がすぐれている。「いと手利きたる御心ばへなりな」〈大鏡・道長下〉
手が切れる
1 関係がなくなる。縁が切れる。「悪い仲間と—・れる」 2 紙幣などの真新しいさまの形容に用いる。「—・れそうな新札」
手が込む
手間がかかっている。物事が複雑である。「—・んだ彫り物」「—・んだ手口」