ろく‐ろく【^×碌^×碌】

の解説

［ト・タル］［文］［形動タリ］

1. １ 平凡で役に立たないさま。たいした事もできないさま。

   1. 「最近の一二年は…—と送った事だが」〈宇野浩二・苦の世界〉

1. ２ 小石が多くあるさま。

   1. 「錫鉄等の鉱石の如きは—山を作し」〈服部誠一・東京新繁昌記〉

ろく‐ろく【^×轆^×轆】

の解説

［ト・タル］［文］［形動タリ］

1. １ 車が走って音を立てるさま。

   1. 「車馬の声が—として聞える」〈二葉亭・浮雲〉

1. ２ 馬のいななくさま。

   1. 「嘶 (いば) ふる声は—として」〈浄・大磯虎〉

ろく‐ろく【^▽陸^▽陸／^×碌^×碌】

の解説

［副］「ろくすっぽ」に同じ。「忙しくて—寝ていない」

[補説]「碌碌」は当て字。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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