《Basilica di Santa Maria Maggiore》イタリアの首都ローマにある大聖堂。ローマの四大バシリカの一。4世紀の創建。身廊は5世紀半ばのもので、旧約聖書の場面を描いたモザイクが残り、初期キリスト教時代の傑作として知られる。14世紀に高さ75メートルの鐘楼が造られ、後にルネサンス様式のシスト5世礼拝堂、初期バロック様式のパオリーナ礼拝堂が加わった。現在見られるバロック様式のファサードは18世紀にフェルディナンド=フーガが手がけた。1980年、「ローマ歴史地区、教皇領とサンパオロフォーリ‐レ‐ムーラ大聖堂」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。