ナトリウムエチラート
《sodium ethylate》⇒ナトリウムエトキシド
ナトリウムエトキシド
《sodium ethoxide》エタノールの水酸基(-OH)の水素をナトリウム原子で置換した化合物。白色粉末。吸湿性がある。空気中の水分で分解し、水酸化ナトリウムとエタノールになる。有機合成反応の縮合剤、還元剤、触媒などに用いられる。化学式C2H5ONa ナトリウムエチラート。
ナトリウムメチラート
《sodium methylate》⇒ナトリウムメトキシド
ナトリウムメトキシド
《sodium methoxide》メタノールの水酸基(-OH)の水素をナトリウム原子で置換した化合物。白色粉末。吸湿性がある。空気中の水分で分解し、水酸化ナトリウムとメタノールになる。有機合成反応の縮合剤、還元剤、触媒などに用いられる。化学式CH3ONa ナトリウムメチラート。
ナトリウムカリウムエーティーピーアーゼ【ナトリウムカリウムATPアーゼ】
《Na+/K+ATPase》細胞の内側から外側へナトリウムイオンを輸送するはたらきをもつ酵素。細胞膜に存在し、アデノシン三リン酸(ATP)をエネルギー源にナトリウムイオンをくみだし、代わりにカリウムイオンを取り込むナトリウムポンプを駆動する。1997年、同機構の発見の功績により、デンマークの化学者J=スコウはノーベル化学賞を受賞した。
ナトリウムカリウムポンプ
《sodium-potassium pump》⇒ナトリウムポンプ
ナトリウムポンプ
《sodium pump》細胞の内側から外側へナトリウムイオンを輸送する仕組み。ナトリウムイオンをくみだし、代わりにカリウムイオンを取り込む。細胞内のナトリウムイオン濃度を細胞外に比べて常に低くする役割をもつ。細胞膜に存在するナトリウムカリウムATPアーゼが同機構に関与する。Na+ポンプ。ナトリウムカリウムポンプ。
ナトリウムれいきゃくこうそくろ【ナトリウム冷却高速炉】
液体金属ナトリウムを冷却材として用いる高速炉。高速増殖炉のほとんどがこの炉型を採用し、日本・米国・フランス・ロシアなどで実験炉や原型炉が開発された。第四世代原子炉の一つとして、実用化に向けた開発が進められている。SFR(sodium-cooled fast reactor)。
ナトリウムイオンじゅうでんち【ナトリウムイオン充電池】
⇒ナトリウムイオン電池
ナトリウムイオンでんち【ナトリウムイオン電池】
蓄電池の一。正極にナトリウム金属酸化物、負極に炭素材などを使用し、両極をナトリウムイオンが往来する電池。リチウムイオン電池と異なり、希少なリチウムに比べ、安価で豊富に存在するナトリウムを用いるという利点がある。充放電の繰り返しに耐えうるよう、電解質の改良研究が進められている。ナトリウムイオン充電池。ナトリウムイオン二次電池。Na-ion電池。ナトリウムイオンバッテリー。