三年飛ばず鳴かず
《「史記」滑稽伝・淳于髡や、「呂氏春秋」重言などにある、3年間飛ばず鳴かずにいる鳥は、ひとたび飛ぶと天まで上がり、ひとたび鳴けば人を驚かすというたとえから》大いに活躍する機会を待って、長い間じっとしていること。
さんねんき【三年忌】
「三回忌」に同じ。
さんねんざか【三年坂】
そこで転ぶと3年以内に死ぬという俗信のある坂。東京の芝高輪や京都の清水寺の坂など。 [補説]書名別項。→三年坂
さんねんだけ【三年竹】
生えてから3年たった竹。矢や桶を作る。
さんねんのも【三年の喪】
古代中国で、父母の死に際して、子の服すべき喪の期間。父母の喪。
さんねんふさがり【三年塞がり】
1 陰陽道 (おんようどう) で、大将軍のいる方角に向かって、3年間は何事もしてはいけないとすること。大将軍は東西南北に3年ごとに居を移し、その方角をふさぐとされていた。 2 当分の間、開運や成功の見込みのないこと。
さんねんみそ【三年味噌】
1 仕込んでから3年目の味噌。熟成した味の濃い味噌。 2 《1の塩辛いところから》勘定高いこと。けちなこと。
さんねんみつき【三年三月】
長い年月をたとえていう語。久しい間。「酒屋の門に—お立ち被遊 (あそばさい) ても、飲 (あが) らぬ酒には酔はぬ道理」〈滑・浮世床・二〉