さまやぎょう【三摩耶形】
⇒さんまやぎょう
さんまやかい【三摩耶戒】
仏語。密教で説く戒。菩提心 (ぼだいしん) を起こした最初から心と仏と衆生の三つは平等一如であると信じて受持する戒で、伝法灌頂 (でんぽうかんじょう) を授ける直前に授けられる。顕教一般の戒と違い、菩提心を捨てないことを旨とするところから、菩提心戒ともいう。
さんまやぎょう【三摩耶形】
仏・菩薩 (ぼさつ) の本誓 (ほんぜい) を表すしるしとしての持ち物。不動明王の剣、大日如来の卒塔婆 (そとば) 、観音の蓮華、薬師の薬壺 (やくこ) など。
さんまやまんだら【三摩耶曼荼羅】
四種曼荼羅の一。仏・菩薩・明王・諸天などが本誓を表示して所持する器杖 (きじょう) や印契など、三摩耶形で描いた曼荼羅。