《「なにぞ」の音変化》

[副]《古くは「なそ」》どうして。なぜ。
    1. 「—かう暑きにこの格子はおろされたる」〈空蝉

連語
  1. 何であるか。なにごとか。

    1. 「こは—。あなもの狂ほしの物怖ぢや」〈夕顔

  1. なんという。どんな。

    1. 「—の犬のかく久しう鳴くにかあらむ」〈・九〉

出典:青空文庫

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