何という
1 感嘆・失望などの気持ちが、言い表せないほど大きいさま。「—優しさであろう」「—暴挙、断じて許せない」 2 はっきりしない名称などをさす。「これは—草ですか」 3 (あとに打消しの語を伴って用いる)取り立てていうほどの。どうという。「医者の見立てでは—こともないらしい」
何と言っても
他の一切に対して、その事柄が優先される意を表す。どう言おうとも。どう考えても。なんてったって。「—命だけは大事だ」
何として
どういうわけで。どうして。「方さまは—ここにはござります」〈浮・一代男・五〉
何としてでも
あらゆる手段を尽くしてでも。どんなことをしてでも。「—やりとげたい」
何としても
1 どうやってでも。必ず。「—約束だけは守る」 2 (あとに打消しの語を伴って用いる)どうやってみても。「彼には—勝てない」
なんとなく【何と無く】
[副]言動などに、はっきりとした理由・目的がないさま。なんとはなしに。「—心が引かれる」「—日々を送る」
なんとなれば【何となれば】
[接]《「なにとなれば」の音変化》前述の事柄を受けて、その原因・理由の説明を導く。なぜならば。「計画は中止する。—、資金ができないからだ」
なんとやら【何とやら】
[連語] 1 名称などのはっきりしないものをさす。なんとか。「—いう人」 2 どういうわけか。なんとなく。なにやら。「—恥づかしき事にぞあれど」〈浮・武家義理・一〉
なんとはなし【何とは無し】
[副]「何と無く」に同じ。多く「何とは無しに」の形で用いる。「学校を休んで、—に日を送っていましたが」〈独歩・あの時分〉