せんてんせい【先天性】
生まれつき備わっていること。また、その性質。⇔後天性。
せんてんせいこかんせつだっきゅう【先天性股関節脱臼】
生まれつき股関節脱臼を起こしている状態。女児に多い。
せんてんせいひんもうしょう【先天性貧毛症】
生まれつき毛髪がまったくないか極端に少ない病気。いったん生えても、思春期に再び抜け落ちていく。遺伝子の異常による疾患で、第8染色体の特定部位の異常が原因であることが判明している。MUHH(Marie Unna hereditary hypotrichosis)。
せんてんせいめんえき【先天性免疫】
自然免疫のこと。⇔後天性免疫。
せんてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん【先天性免疫不全症候群】
⇒原発性 (げんぱつせい) 免疫不全症候群
せんてんせつ【先天説】
《(ドイツ)Apriorismus》 1 人の性質・知識・技能などが先天的なものであると考える説。天賦説。⇔後天説。 2 哲学で、認識論上、 ㋐生まれながらに備わる要素(生得観念など)を認める立場(デカルト・ライプニッツなど)。先天主義。 ㋑論理的に、経験に依存せず、むしろ経験に先立ち経験を可能とさせる認識を認める立場(カント)。先天主義。先験主義。⇔後天説。
せんてんてき【先天的】
[形動] 1 生まれつきであるさま。「—な体質」⇔後天的。 2 ⇒アプリオリ
せんてんばいどく【先天梅毒】
胎児が母親の胎内にある間に感染した梅毒。遺伝性梅毒。
せんてんびょう【先天病】
生まれながらもっている病気。遺伝的疾患をいう。
せんてんせいけつじょし【先天性欠如歯】
生まれつき歯の数が少ない状態。乳歯では前歯、永久歯では第三大臼歯(親知らず)などに起こることが多い。→過剰歯