出典:gooニュース
【出自を知る権利】18歳で『開示』が適切 父母の身元情報は『親の同意必要』 検討会が報告書も運用面で『課題』も
2023年5月に開かれた検討会設置会見で大西一史熊本市長は「こうした(子どもの)出自の情報をどのように扱うかに関しては、わが国で全く想定されていないことだし、制度化もされていない」と述べた。同じ会見で慈恵病院の蓮田健理事長は「出自を知る権利というのは、16年間ずっと『ゆりかご』で悩んできた。
「出自を知る権利」で報告書 開示請求できる年齢は18歳が適切
内密出産で生まれた子どもなどの「出自を知る権利」を守るため、熊本市と慈恵病院が設置した検討会が報告書を公表しました。 検討会の森和子座長が熊本市の大西一史市長に出自情報の収集や開示の手続きなどについてまとめた報告書を提出しました。
出自知る権利「法制化を」 現場苦心、慈恵病院院長が語る課題
慈恵病院では、「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)の開設から約18年がたち、初期に預けられ成人期を迎えた子どもから年に数件、出自情報の問い合わせが寄せられている。だが、内密出産で生まれた子を含め出自を知る権利について日本には法律の定めがなく、現場は対応に苦心してきた。 蓮田院長は報告書を「これからの取り組みの新たな土台になる」と評価した一方、課題も指摘。
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