十字架を背負う
耐えがたい苦難、重い負担、消えることのない罪などをいつまでも身に持ち続ける。「裏切り者としての—・う」
十字を切る
キリスト教徒が神に祈るとき、手で胸の上に十字形を描く。「ひざまずいて—・る」
じゅうじか【十字火】
「十字砲火」に同じ。
じゅうじか【十字花】
離弁花の一。4枚の花びらが十字状に配列するもの。ナズナ・ダイコンなどアブラナ科植物にみられる。
じゅうじか【十字架】
1 木を十字形に組み、罪人を磔 (はりつけ) にするときに用いた処刑道具。 2 《イエスが磔にされたところから》キリスト教を象徴する十字形のしるし。贖罪 (しょくざい) の犠牲、罪や死に対する勝利、また苦難を表す。早くから礼拝の対象とされた。クロス。クルス。 3 罪の意識や課せられた苦難などをたとえていう語。「重い—となって背中にのしかかる」
じゅうじがい【十字街】
街路が交差して十字形をしている所。四つ辻。十字路。
じゅうじかか【十字花科】
アブラナ科の旧称。
じゅうじぐつわ【十字轡】
⇒十文字轡 (じゅうもんじぐつわ)
じゅうじぐん【十字軍】
11世紀末から13世紀にかけて、聖地エルサレムをイスラム教徒から奪回するため、前後8回にわたり行われた西欧キリスト教徒による遠征。信仰上の動機や教皇権拡大の意図などのほか、やがて東方貿易の利益など種々の動機が絡むようになった。結局、目的は達成されなかったが、イスラム文化との接触は西欧人の視野を拡大したほか、都市の成長や貨幣経済の発展などは、中世封建社会崩壊のきっかけとなった。
じゅうじけんすい【十字懸垂】
体操競技のつり輪で、からだを垂直に保ったまま両手を横に広げ、十字形になって静止する懸垂。