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辞書
1 書いたり染めたりした墨の色合い。ぼくしょく。
2 墨で文字を書かせて、その文字の墨の色で吉凶を判断する占いの方法。墨色の考え。
「向うに白き幟 (のぼり) に人相—白翁堂勇斎とあるを見て」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
出典:青空文庫
・・・「今神山さんに墨色を見て来て貰ったんだよ。――洋ちゃん、ちょいと・・・ 芥川竜之介「お律と子等と」
・・・夜目ながら墨色深潤大いに気に入った。此気分のよいところで早速枕に・・・ 伊藤左千夫「浜菊」
・・・この崋山外史と書いた墨色が新しすぎるようですからね」 しかし耕吉・・・ 葛西善蔵「贋物」
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