くじゃくぞめ【孔雀染(め)】
孔雀やその羽の模様を染め出すこと。また、その模様の着物。
くじゃくちょう【孔雀蝶】
鱗翅 (りんし) 目タテハチョウ科の昆虫。翅 (はね) の開張約5.5センチ、翅の表面はえび茶色で円紋があり、裏面は黒い。幼虫は黒色で、食草はイラクサ。本州中部以北にみられる。《季 春》
くじゃくのま【孔雀の間】
平安京内裏の校書殿 (きょうしょでん) 東庇 (ひがしびさし) の北にあった部屋。
くじゃくばと【孔雀鳩】
ハトの一品種。羽色が白色のものが多く、尾羽を扇状に開く。
くじゃくみょうおう【孔雀明王】
《(梵)Mahāmayūrīの訳》毒蛇を食うクジャクを神格化した明王。祈れば一切の害毒を除くとされる。金色の孔雀に乗る四臂 (しひ) の菩薩 (ぼさつ) 形で、手にクジャクの羽・蓮の花・具縁果・吉祥果を持つ姿に描かれる。孔雀経の法は孔雀明王を本尊とする修法。仏母 (ぶつも) 大孔雀明王。孔雀王。
くじゃくいし【孔雀石】
⇒くじゃくせき(孔雀石)
孔雀の卵
なかなか帰らないことをしゃれていう語。クジャクの卵が容易に孵 (かえ) らないことに掛けていう。
くじゃくとう【孔雀島】
《Pfaueninsel》ドイツの首都ベルリンの南西郊、ハーフェル川の島。プロイセン王フリードリヒ=ウィルヘルム2世が夏の離宮を建造。現在もクジャクが放し飼いにされている。島全体が自然保護区に指定され、1990年、「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ファウエン島。