[動ラ上二]恐れる」に同じ。
    1. 善根には微少なる広説せば、ないし後世の苦果を見ず—・りじ」〈東大寺本地蔵十輪経元慶七年点〉

[動ラ四]恐れる」に同じ。
    1. 「若 (も) し疾疫の鬼魅 (きみ) 身に著くこと—・らば」〈不空羂索神呪心経寛徳二年点〉

[動ラ下二]おそれる」の文語形。
[補説]古語では、「かつは人の耳におそり、かつは歌の心に恥ぢ思へど」〈古今・仮名序〉のように、上二段・四段のいずれかはっきりしない例が多いが、上二段活用のほうが多く現れる。

出典:青空文庫

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