数数(かずかず)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・両岸の人家低く高く、山に拠り水に臨むその数数百戸。 入り江の奥より望めば舷燈高くかかりて星かとばかり、燈影低く映りて金蛇のごとく。寂漠たる山色月影のうちに浮かんで、あだかも絵のように見えるのである。 舟の進むにつれてこの小さな港の声・・・
国木田独歩
「少年の悲哀」
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・・・私のこのたびの盗難にしても、たしかに数数の不思議があった。 だいいちには、あの怪しからぬ泥靴の夢を見たことである。実に不愉快な大きな泥靴の夢を見たのである。いまになって考えてみると、あれは夢のお告げ、というものであった。それは、たしかだ・・・
太宰治
「春の盗賊」
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