書風(しょふう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・わたくしは唯墨堤の処々に今なお残存している石碑の文字を見る時鵬斎米庵らが書風の支那古今の名家に比して遜色なきが如くなるに反して、東京市中に立てる銅像の製作西洋の市街に見る彫刻に比して遥に劣れるが如き思をなすのみである。江戸旧文化の支那模倣は・・・
永井荷風
「向嶋」
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・・・蕪村の字支那の書風より出でてやや和習あり。縦横自在にして法度にかかわらず、しかも俗気なきこと俳画に同じ。 蕪村の文章流暢にして姿致あり。水の低きに就くがごとく停滞するところなし。恨むらくは彼は一篇の文章だも純粋の美文として見るべきものを・・・
正岡子規
「俳人蕪村」
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