すぎやまさんぷう【杉山杉風】
[1647〜1732]江戸中期の俳人。蕉門十哲の一人。江戸の人。通称、鯉屋市兵衛。別号、採荼庵 (さいたあん) ・蓑翁 (すいおう) 。深川の芭蕉庵の提供など、芭蕉を経済的に援助した。著「常盤屋句合 (ときわやのくあわせ) 」「杉風句集」など。
すぎやまたんごのじょう【杉山丹後掾】
江戸前期の古浄瑠璃の太夫。江戸浄瑠璃の祖。京都の人といわれる。通称、七郎左衛門。滝野検校 (けんぎょう) に学び、江戸に出て操り芝居を興行。承応元年(1652)受領して「天下一」の称を冠せられた。生没年未詳。
すぎやまもとじろう【杉山元治郎】
[1885〜1964]農民運動家・政治家。大阪の生まれ。クリスチャンとなり、東北地方で伝道活動に従事。大正11年(1922)賀川豊彦らと日本農民組合を結成。昭和7年(1932)以後、衆議院議員。第二次大戦後は社会党に所属。
すぎやまやすし【杉山寧】
[1909〜1993]日本画家。東京の生まれ。松岡映丘 (まつおかえいきゅう) に師事。理知的な構図と清新な画風で戦後の日本画壇をリードした。文化勲章受章。
すぎやまりゅう【杉山流】
鍼術 (しんじゅつ) の流派の一。元禄年間、杉山和一が始めた。
すぎやまわいち【杉山和一】
[1613〜1694]江戸前期の鍼医 (はりい) 。伊勢の人。浜松の出身ともいう。管鍼 (かんしん) を発明、杉山流を創始。将軍徳川綱吉の病を治して関東総検校となった。