むらやまおおしま【村山大島】
東京都武蔵村山市付近で産する絣 (かすり) 織物。大島紬を模したもの。村山大島紬。
むらやまかいた【村山槐多】
[1896〜1919]洋画家・詩人。神奈川の生まれ。フォービスムの影響の強い画風で注目されたが、放浪中に夭折 (ようせつ) 。遺稿集「槐多の歌へる」。
むらやまがすり【村山絣】
東京都武蔵村山市付近で産した木綿絣。埼王県所沢を集散地としたところから所沢絣とも。武蔵絣。
むらやまさこん【村山左近】
江戸前期の歌舞伎俳優。堺の人。寛永17年(1640)ごろ、江戸に下って村山座に出演、女方舞踊で一世を風靡 (ふうび) した。生没年未詳。
むらやまし【村山市】
⇒村山
むらやまとみいち【村山富市】
[1924〜 ]政治家。大分の生まれ。昭和47年(1972)日本社会党から衆議院議員初当選。細川連立政権が成立した翌年の平成5年(1993)党委員長に選ばれる。翌年、新生党などと対立が生じ連立離脱。羽田内閣を退陣に追い込むと、宿敵だった自民党との連立政権の首相に就任。社会党の首相は片山哲以来二人目。自衛隊容認など社会党の基本政策を転換。同8年の辞任後、党名を社会民主党に変更した。→橋本龍太郎
むらやまともよし【村山知義】
[1901〜1977]劇作家・演出家・小説家。東京の生まれ。前衛美術から演劇に転じ、プロレタリア演劇運動に参加。また新協劇団を結成、後進を育成した。戯曲「暴力団記」、小説「白夜」など。
むらやまみのる【村山実】
[1936〜1998]プロ野球選手・監督。兵庫の生まれ。関大で活躍後、昭和34年(1959)阪神に入団。1年目から最優秀防御率のタイトルを獲得。巨人の長嶋茂雄、王貞治両選手の好敵手として活躍し、2代目ミスタータイガースと呼ばれた。同45年の防御率0.98はセリーグ記録。引退後は同球団の監督を務めた。
むらやまゆか【村山由佳】
[1964〜 ]小説家・童話作家。東京の生まれ。童話作家として執筆活動を開始。恋愛小説を発表し若い女性の支持を得て、人気作家となった。「星々の舟」で直木賞受賞。他に「天使の卵(エンジェルス・エッグ)」「きみのためにできること」「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズなど。
むらやまりょうへい【村山竜平】
[1850〜1933]新聞経営者。三重の生まれ。明治14年(1881)大阪で「朝日新聞」を譲渡され、経営に専心。また、明治21年(1888)、「東京朝日新聞」を創刊し、のちに東西の朝日を合併した。