出典:gooニュース
焦点:セブン、株主還元で株価浮上狙う 本質的な価値向上急がれる局面
Ritsuko Shimizu Rocky Swift[東京 6日 ロイター] - 9年ぶりに社長交代を決めたセブン&アイ・ホールディングスは、カナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案をにらみながら企業価値の浮上を狙い、大規模な株主還元を打ち出した。株価は瞬間的に反応したものの、本質的な価値向上が急がれる局面に入っている。
セブンが2兆円の株主還元を実施へ
セブン&アイ・ホールディングスは6日、株主還元策として2兆円の自社株買いを2030年度までに実施すると発表した。イトーヨーカ堂などを束ねる中間持ち株会社の売却と、北米コンビニ事業子会社の上場で得られる資金を活用する。
愛知製鋼が株主還元強化へ 旧村上系と「しっかり会話」
2026年度まで3年間の中期経営計画を見直し、株主還元を強化する方針も発表した。 配当性向を従来示していた30%から40%以上に上方修正することで、年間配当を30億~40億円に引き上げる。自己株式の取得などによって400億円程度の追加還元も行う。 後藤氏は、株主還元の強化はこれまで準備してきたことで「(買い増しが)直接引き金になったわけではない」と説明した。
もっと調べる