ねぎしいろ【根岸色】
根岸2で塗った壁の色。緑がかった茶色。
ねぎしきちたろう【根岸吉太郎】
[1950〜 ]映画監督。東京の生まれ。ポルノ作品を手がけたのち一般映画に転じる。代表作「遠雷」「探偵物語」「雪に願うこと」など。
ねぎしたんかかい【根岸短歌会】
短歌結社。明治32年(1899)正岡子規が東京下谷区上根岸(現在の台東区内)の自宅で開いた短歌会に始まる。新聞「日本」、雑誌「心の花」により、写生説に基づき、万葉風の復活を唱えた。子規没後、機関誌「馬酔木 (あしび) 」を発行、のち、「アララギ」派に発展。
ねぎしは【根岸派】
1 明治20年代、饗庭篁村 (あえばこうそん) ・森田思軒らを中心に、硯友社 (けんゆうしゃ) と対峙 (たいじ) した文人の一派。 2 根岸短歌会を中心とする短歌の流派。香取秀真 (かとりほつま) ・岡麓 (おかふもと) ・伊藤左千夫・長塚節 (ながつかたかし) らが属した。
ねぎしやすもり【根岸鎮衛】
[1737〜1815]江戸後期の江戸町奉行。在任は足掛け18年にも及び、名奉行とされる。著「耳嚢 (みみぶくろ) 」。
ねぎしえいいち【根岸英一】
[1935〜2021]化学者。満州の生まれ。有機化合物の合成で、リチャード=ヘックが確立したヘック反応をクロスカップリング反応に応用した根岸カップリングを開発した。平成22年(2010)、ヘック・鈴木章とともにノーベル化学賞を受賞。同年、文化勲章受章。
ねぎしカップリングはんのう【根岸カップリング反応】
有機化合物の合成にパラジウムを触媒として用いるクロスカップリング反応の一。化学反応のある段階において、亜鉛を含む有機金属化合物が一時的に接着剤に似た役割を担い、さまざまな有機化合物の炭素どうしを選択的に結びつける。昭和52年(1977)に根岸英一らにより発見。平成22年(2010)、根岸は同業績により、鈴木章、ヘックとともにノーベル化学賞を受賞した。根岸クロスカップリング反応。
ねぎしクロスカップリングはんのう【根岸クロスカップリング反応】
⇒根岸カップリング反応