出典:gooニュース
踏切に入らせて同僚殺害、男2人を殺人罪で起訴…直接的な行為ない事件での適用は異例
被害者の死亡に至る直接的な行為がない事件に殺人罪を適用するのは異例。地検は、日常的な暴行などで被害者を逆らえない状態にした上で、踏切内に立ち入らせた行為が殺人罪にあたると判断したとみられる。
異例の「間接正犯」の殺人罪で2人起訴 踏切内立ち入らせ同僚殺害か
専修大法科大学院の加藤克佳教授(刑事法)は殺人罪での起訴について「日ごろのやり取りや力関係に着目し、被害者は自由に意思決定ができない精神状態だったと推認したのだろう」と指摘した。 一方で、佐々木、岩出両被告が殺人容疑では処分保留となった点については「現場には同行しておらず、殺害への関与を立証するのは現時点では難しいと判断したのだろう。
踏切自殺強要事件の殺人罪適用、カギは同行の有無 専門家「逃げられない状況か」
このため、園田氏は被告らの殺人罪の適用は妥当だとみている。(外崎晃彦)
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