燗酒(かんざけ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・湯気の立つ饂飩の一杯に、娘は直様元気づき、再び雪の中を歩きつづけたが、わたくしはその時、ふだん飲まない燗酒を寒さしのぎに、一人で一合あまり飲んでしまったので、歩くと共におそろしく酔が廻って来る。さらでも歩きにくい雪の夜道の足元が、いよいよ危・・・
永井荷風
「雪の日」
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・・・「マアお待ちやお燗酒だけしようわい。おなかがすいたらお鮓でも食べといき。」「いいエもうええ。」「そんならすぐもんておいでや。こよいはうちへお泊りるのじゃあろうナア。」「こよいかな。こよいは是非東京へ帰って活動写真を見に行く約束があるから、泊・・・
正岡子規
「初夢」
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