しらいしいちろう【白石一郎】
[1931〜2004]小説家。朝鮮の生まれ。一文の父。博多で文筆活動に専念し、九州の海を舞台にした海洋歴史小説を執筆した。「海狼 (かいろう) 伝」で直木賞受賞。他に「怒濤のごとく」「戦鬼たちの海」「十時半睡事件帖」シリーズなど。
しらいしかずふみ【白石一文】
[1958〜 ]小説家。福岡の生まれ。一郎の子。昭和58年(1983)文芸春秋に入社、編集部員などを経て平成15年(2003)に退社し、文筆生活に入る。「ほかならぬ人へ」で第142回直木賞を受賞し、初の親子受賞となった。他に「どれくらいの愛情」「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」など。
しらいしかつみ【白石勝巳】
[1918〜2000]プロ野球選手・監督。広島の生まれ。旧名、敏男。巨人の遊撃手として千葉茂・水原茂とともに鉄壁の内野陣を組み第1期黄金時代を築いた。2リーグ分立の昭和25年(1950)新球団広島に移籍。のち監督も務め、広島球団を育て上げた。
しらいしかずこ【白石かずこ】
[1931〜2024]詩人。カナダの生まれ。本名、菱沼嘉寿子 (ひしぬまかずこ) 。詩集「卵のふる街」でデビュー。独創的な詩作や朗読パフォーマンスで国際的に活躍した。「聖なる淫者の季節」でH氏賞を、「現れるものたちをして」で読売文学賞と高見順賞を受賞。